カードローンで月々の返済額が一番少ないのはどれだ?

「無理のない返済計画を」

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「毎月の返済が無理なくできるものであったら、借入をお願いしたい」

そんな理由をカードローン選びの基準にする人もいるだろう。大抵はリボ払いでの最低支払金額のことだ。

やっぱり何と言っても一番の不安はちゃんと返済が出来なくなること。ここをクリアできれば借入に何の問題もないかに思えてしまうから不思議だ。

今回はカードロ-ン業者を比較して毎月の最低支払金額が少ないカードローンがどれかを検証。それと同時に約定返済額を選ぶ基準にするなら知っていきたい返済方法を解説しているよ。

プレっち

「無理のない返済計画を」の本当の意味を知る

無理のない返済計画

本来ならここですぐにでも毎月の支払いが一番少ないカードローンがどれかを教えたいところだけど、ソレはあえてしない。

なぜならあなたにとってきっとその業者の毎月の返済額しか頭に入ってこないからだ。

その返済額の内訳である元金と利息。それを決定する金利についても本当は考えなくてはいけないんだ。

何でこんなことを言っているのかというと、例えば毎月の約定額が3千円と分かりました。これなら支払いに困ることがないだろうから借りよう、で終わっている人がいるからだ。

支払いを何年も続けているうちにやっと「なんか返済総額がぜんぜん減っていかないんだけど・・・」と不安な気持ちと返済への不満で心が揺らぎ始める。

消費者金融のCMでよく聞く言葉で「無理のない返済計画を」というのがある。

この言葉は毎月の約定額だけに絞っているように聞こえる。でも計画というのはその都度その都度だけではなく、長期で考えるのが計画ってものだ。

最近では親切なカードローン業者であれば、この辺のことをしっかりと説明してくれるはず。

その時に「とりあえずお金が手に入ったらまずこれを払って...」などと頭の中で考えていて、右から左へと聞き流さないように。

カードローンでは余力を残す月々の返済額を選ぶ

余裕で支払える

ではあなたの中でこの金額なら大丈夫というものがあると思う。

それは当然あなたの懐具合で決まるだろうけど、その金額は一杯いっぱいのものなのか?それとも余力を残した金額なのだろうか?

例えば約定返済額が1万円だったしよう。この1万円がまあ頑張ればなんとか払えるものであれば、よく考えなおした方が賢明。

なぜなら支払いが滞る原因として決まって予想外の出費というものがある。

冠婚葬祭や病気など、予測していなかったもののこと。ボーナス払いなんかもあまりあてにして期待しない方が良い。

会社の業績悪化で期待よりも少なくなるなんてよくあることだから、すぐ目論見が崩れる。

となると約定返済額は全く余裕で支払えるものであるべきだ。

「そんなこと言われたって目的の融資額を借入するには1万円を何とか払っていくしかないでしょ?」と思っているなら、それはもう計画じゃなくなっている証拠。無謀な返済に必ずなる。

月々の支払い額が下がるとはどういうことなのか

月々の支払い額が下がる意味は?

余裕で支払える約定返済額だからといって、なにもカードローン業者の決めた額だけ払う訳じゃない。

支払い額が下がることで逃れられないコトがある。それは『多くの利息を払うことになる』という不利益。

なぜなら、あなたが「やった~、返済楽勝だよ」と喜んでいる以上に業者が大喜びしているハズ。

返済額が低いから焦げつく心配もないし、それでいてできるだけ長い月日をかけ多くの利息を支払ってくれる。

そんなカードローン業者にとって良いお客さんになってしまう。良いお客さんになるためにあなたは借入するのではないハズ。

これを出来る限り解消していくには、余力の分を繰上げ返済しかない。予想外の出費がある月はソノ余力の分をまわす。

それ以外の月はできるだけ余力の分をすべて繰上げ返済に使う。こうすることで支払い額を下げた帳尻を合わせるんだ。

【各カードローン 借入額別の約定返済額 まとめ】

カードローン名 借入10万円の
最低返済額
借入30万円の
最低返済額
借入50万円の
最低返済額
借入100万円の
最低返済額
住信SBIネット銀行カードローン 2,000円 6,000円 8,000円 15,000円
ソニー銀行 カードローン 2,000円 6,000円 8,000円 12,000円
auじぶん銀行 カードローン※1 2,000円 6,000円 10,000円 20,000円
北洋銀行 スーパーアルカ 2,000円 6,000円 10,000円 20,000円
イオン銀行カードローンBIG 3,000円 5,000円 10,000円 15,000円
楽天銀行スーパーローン※2 3,000円 5,000円 10,000円 15,000円
スルガ銀行 リザーブドプラン 3,000円 9,000円 15,000円 20,000円
プロミス 3,000円 13,000円 15,000円 30,000円
アコム 3,000円 13,000円 15,000円 30,000円
オリックス銀行カードローン 3,000円 6,000円 9,000円 15,000円
東京スター銀行スターカードローン 5,000円 5,000円 10,000円 25,000円
セブン銀行カードローン 5,000円 10,000円 10,000円
SMBCモビット 4,000円 11,000円 13,000円 26,000円
アイフル※5 4,000円 11,000円 13,000円 26,000円
レイク 4,000円 12,000円 14,000円 27,000円
クレディセゾン マネーカード 4,000円 12,000円 14,000円 29,000円
みずほ銀行カードローン 10,000円 10,000円 10,000円 10,000円
三井住友銀行カードローン 10,000円 10,000円 10,000円 15,000円
りそな銀行カードローン 10,000円 10,000円 10,000円 20,000円

※1利率13%超の場合 ※2残高スライド返済による分割払い ※4利率15.0%以上の場合 ※5約定日制の場合

ある時点の借入残高に応じた金額にたいして最低支払金額というものは決定される。

ある時点というのは締日のことだが、各業者によって違いがある。

もちろんずっとその約定返済額を支払い続ける訳ではない。上記に記載されている業者のほとんどが借入残高額を幅で仕切っている。

例えばイオン銀行カードローンBIGであれば、あなたの借入残高が50万円超100万円以下ならずっと毎月最低1万5千円を支払ってくださいというもの。

どんどん返済していって、次の幅である40万円超50万円以下に借入残高がなったら毎月最低1万円の支払い。

10万円超40万円以下に借入残高がなったら毎月最低5千円の支払い。3千円超10万円以下に借入残高がなったら毎月最低3千円の支払い。最終的に3千円以下になったら、次回は全額返済という形。

その幅の設定が各業者で違うんだ。それを自分で確認する必要がでてくる。

毎月支払い額が変化するカードローンもある

これだ!!!

ある程度は同じ金額を返済すればよい場合は分かりやすい。だけど逆に毎回の最低支払金額が変わるカードローンもある。

それがアコムとプロミスなんだけど、ちょっと複雑。

アコムの約定返済額
借入額 1万円~30万円 30万円超~500万円
最低支払金額 借入額の4.2%以上 借入額の3.0%以上
プロミスの約定返済額
借入額 30万円以下 30万円超~100万円 100万円超
最低支払金額 借入額の3.61% 借入額の2.53% 借入額の1.99%

どちらも借入額に1,000円未満がでれば切り上げて支払うことになっている。

なんかいちいち計算が面倒と感じるかも知れないけど、大概どのカードローン業者もウェブページやメールで最低支払金額を確認できるので大丈夫。

結論:元金返済方式がベスト

誤解しないで欲しいのが、元金返済方式を選ぶべきと言っている訳ではないということ。

どのカードローンであれ、支払いを続けているといづれ最低支払金額が減額されていくようになっている。

一見すると利用者に優しいけど、実際にはその最低支払金額に従っていれば多くの利息を払う仕組みになっているんだ。

この記事の初めに言っていたことを思い出してほしい。

どの業者であれ余裕で支払える約定返済額で選んだのなら、みずほ銀行カードローンのように完済するまで最低でもずっとその額を支払うようにしよう。

これこそがすぐ返済できる「無理のない返済計画」になる。