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「とりあえず今お金に困っているから、借りられれば良い」、
そしてさらに「毎月の返済がキツくなければ、あとは問題ない」。
確かにそんな状況であれば、融資先が確保できただけでもラッキ~♪
ただ目をそらさないで欲しいのが、借りた元本と一緒に支払うことになる金利。今まではカードローンで支払う金利については気にせず、大雑把に考えてはいないかな?
借入をする人でも、今いくら借りていて、いつに支払いが終わるかは知っている。でも、一体総額でいくら利息を払うか分かっていない人がいるのは、残念ながら事実。
そんな利息をたくさん払わないで済むようになるには、”金利”について知っておくと役立ちます。金利なので数字がでてくるけど、数字が苦手な人でも頭が痛くならないように解説しているよ。
カードローンの金利に幅があるのには意味がある!
次の項目は、消費者金融のホームページで見たことがあるかも。こういった表示は、貸金業者にとって義務付けられているので。
■(例) アコムの利用条件
融資額 | 1万円~500万円 |
貸付利率(実質年率) | 4.7%~18.0% |
返済方式 | 定率リボルビング方式 |
遅延損害金(年率) | 20.0% |
他にも表示事項はあるんですけど、今回注目するところは、赤い字の年4.7%~18.0%という箇所。ここが金利。普通は1年単位の比率です。そして金利の幅が最低で年4.7%、最高が年18.0%というもの。
上記のアコムの場合、借り入れをする人によって、年4.7%から18.0%の範囲内の金利を払ってもらいますよ、という表示になる。
この幅は、カードローン業者によって様々。できるだけたくさんの人に借りてもらいたい業者にとっては、絶好のアピールポイント。そしてお金を借りようとする人にとっては、できるだけ低金利の業者を比較して選ぶ判断材料になるんだ。
カードローンの金利について理想と実際の差
「金利の幅というものが理解できた!」それではと初めて借入する人が注目するところが、最低金利。
さっきのアコムの例でいうと、年4.7%というところ。
プレっち
カシテ美
平和ボケしている若造よォ!
なぜ自分がその最低金利で融資してもらえると思うのか、こっちが納得できるよう説明してみィィ!
プレっち
カシテ美
私自分で言うのも何だけど真面目だから、ちゃんと遅れずに返済すると思うし。
そんな融資が初めての人には、カードローンの融資担当者は優しいんじゃないですか?
ブっぶぅぅ~!!!
たとえば、交通量の多い交差点を渡れずに困っているおばあさんを見かけた。君が助けてあげようとお婆さんをおんぶする。そして交差点を青信号で渡るくらいの優しさ&真面目さレベルだとしても、初めての融資で最低金利で借りられることは、まずあり得ない。
プレっち
カシテ美
君がそんな人物であるかどうかは、カードローン業者は知る由もない。というか、それと毎月の返済を確実にするかは別問題。
まず信用という名の実績がない。だから例え優しさ&真面目さレベル100だとしても、初めての融資であれば、毎月の返済レベル0からのスタート。つまり金利は、最高上限が適用されると思っていた方が良いってコト。
プレっち
知っておくべきカードローンの金利についての仕組み
でも実際にはどうやって細かい金利を決めているのか?という疑問が湧いてくると思う。実は、カードローンの金利には決め方というものがあるんだ。
『コレだけはおさえよう!貸金業法のポイントずばり』でも触れたけど、金利を定めた2つの法律、出資法と利息制限法。その片方の利息制限法で、借入をする金額によって利息の上限が決まることになっている。それを制限利率というのだけど、詳しくは以下のもの。
- 元本が10万円未満 ⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒ 実質年率上限20%
- 元本が10万円以上で100万円未満 ⇒⇒⇒ 実質年率上限18%
- 元本が100万円以上 ⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒ 実質年率上限15%
* 元本は実際に融資してもらう金額
見てもらうと分かるけど、借りる金額によって上限金利が推移する。借入の金額が少ない方がより高い金利がかかる仕組みになっているんだ。なぜこういった上限に差があるのか?という裏側には、2つの理由がある。
制限利率の上限に差がある2つの理由
1つめの理由は、とても単純。借りる人にとっての100万円以上の高額借入の場合、金利が高いと返済が大変であるということ。それが上限15%であれば、10万円未満という低額融資の場合に比べて、最低年5%は金利が低いことからも返済が楽になる。
そうなればお得感があり、不公平さは感じない。となると、恩恵を受けている気がするので、借りやすい。
逆にカードローン業者にとっては最低年5%の利益減。だけど高額であるだけに、利益も大きいことが期待できる。
2つめの理由は、ちょっと複雑。10万円未満という低額融資の場合、カードローン業者にとっては、正直言ってオイシくない。少しの利益に対して、貸し付けする手間にかかるコストを考慮すると割にあわない。
こうなると怖いのは、貸し渋り。だってカードローン業者にとって融資は、慈善ではなくビジネス。高額融資にだけ専念したほうが、儲かる。
そんな事情もあり、10万円未満の借入には上限最高で20%に設定されている。もちろん少額なので、高い金利でも返済に困るという確率が減るという理由もある。
金利が制限利率を超えて契約してしまったんだけど・・・
プレっち
カシテ美
そうですね。お金を借りたい人で、教えて貰った”金利の制限利率”について知っている人は少ないと思います。
業者の人に言われない限り、何のことかさえ分かりませんよ、きっと。
そこでたとえ金利が制限利率を超えていたとしても、業者の人がワザと超えて契約をしたとは考えにくい。
その理由は、制限利率を超えた分の利息については、利息制限法で支払わなくてよいことになっている。
さらに出資法では、制限利率20%を超えた場合は刑罰を科せられる。だから業者にとって、そんなリスクを犯すことは意味がないんだ。
プレっち
カシテ美
カードローンの金利計算方法はコレ!
あなたが希望する金額を借入した時、一体いくら金利(利息)を払わなくてはいけないのか?それを知利たい場合は、次の3つのことを明らかにしなくてはいけない。
その3つとは、あなたが借入する金額、実質年率、どのくらいの期間借りるのかということ。
それが分かりさえすれば、あとは下の計算式に当てはめるだけ。
金利(利息)=元金(残高) X 実質年率 ÷ 365日 X 日数
たとえば借入する金額は20万円、実質年率が18%、借入期間が30日の場合は、
元金(残高)200,000円 X 実質年率 0.18 ÷ 365日 X 日数 30日 =金利(利息) 2,958円となる
だから借りた元金の20万円に2,958円を足して、合計202,958円を返済することになるんだ。
金利と返済するまでの日数で返済額が増減する
やっぱり利息というのは、日数がかかるほど、返済する金額がドンドン膨らんでいく。
同じ20万円でもさっきと違って、100日間借りるとする。すると、利息は9,863円になる。
プレっち
カシテ美
そう。もちろん返済をなるべく早くしようとして、普段の生活が成り立たないのは問題。
だけど、それでも出来るだけ早めに返済してしまう。そういった心がけは、スゴい大切。
プレっち
カシテ美
- カードローン業者ごとに金利の幅に違いがある
- 借入をする金額によって金利の上限もある
- 金利計算方法は、元金(残高) X 実質年率 ÷ 365日 X 日数=金利(利息)