銀行カードローンの保証会社ってなんぞや??

銀行カードローンの保証会社

「どんなことがあっても誰かの連帯保証人にだけは、気軽になっちゃいけないよ!!」そう親に教え込まれた人は多いんじゃないのかな?

これは担保型のローンで借入をする状況を表したものだ。実際に個人がカードローンで借入しようとすると現在はこの担保型ではなく、担保や連帯保証人が不要の無担保カードローンと呼ばれるものになる。

これは、お金を借りる側が担保や保証人を用意しなくて良いので、家族・親類・知人に連帯保証人になるよう頼むといった気まずい思いをせずに済む。さらに借入を知られないで済むのでお金が借りやすいという特徴がある。

なんだか良いことばかりな気がするけど、借入をする本人に負担が全くなくなったかといえば、決してそんなことはナイ。それが毎月支払する金利に含まれている保証料というもの。

今回はそんな保証料の支払い先である保証会社について解説してるよ。
プレっち

秘密結社?!銀行カードローンの保証会社とは

無担保の銀行カードローンの契約には必ず保証会社というものが関わってくる。保証会社ってなんだか聞き慣れないものだけど、実はあなたも1度は聞いたことのある大手の消費者金融や信販会社であったりする。

実際に保証会社の主な業務は3つ

カードローンの審査

まず契約の申し込み書に記載された内容が銀行から保証会社へ送られる。自社の自動与信システムを利用し迅速にスコアリングをし、融資できるかの判断をする。この時、在籍確認の電話をあなたの会社にかけるのも保証会社。電話口では銀行名を名乗るけど、実際には保証会社なんだよ。こうして得た審査の結果を銀行に提出し、銀行の決裁者に最終判断がゆだねられる。

銀行への代位弁済

万が一、審査で融資が決まった人が返済不能になった場合、その債権者に代わって銀行へ融資された分のお金が返金される。この立て替えが代位弁済というもの。事前に債権者には保証会社に代位弁済の請求がされる通知され、保証会社からも債権者に代位弁済がされたという通知が届く。

債務者への債権回収

銀行へ融資されたお金が返金されたからといって、借金がなくなったわけではない。今度は保証会社による債務者への債権回収が始まる。簡単に言えば、取り立て。保証会社と債務者で今後の返済方法についての話し合いの場に。

ここまでが主な保証会社の主な業務になるんだ。ということで秘密結社では決してない。(笑)

でも保証会社の業務を消費者金融や信販会社に頼まず、銀行が行えば借入する人が保証料を負担する必要はないんじゃないの?という疑問が沸く。

銀行カードローンに保証会社が必要な理由

同じ金融機関であっても、銀行と消費者金融では実際には別物。

銀行は住宅ローンを主な業務として扱っている。住宅ローンには保証料が加算されない。なぜなら購入する家を担保にしたり、連帯保証人を用意するからだ。

だけど1989年以来のバブル崩壊や銀行再編などが起きて、銀行が住宅ローンだけでなく、個人向けローンを視野に入れるというのは当然こと。じゃないと企業としての業績が伸び悩むだけ。

ただ今までの銀行の審査基準は、土地や建物が担保として価値があるかないのか?という判断材料で対応してきた。今後事業展開していく個人向け無担保カードローンでは融資審査の実績がない。

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悩むプレっち

と言ったかどうかは定かでないけど、こうなると、どこかの誰かがこのリスクを背負わなければいけない。この問題が解決しないまま貸し倒れが増えれば、お金を貸す銀行は経営があやしくなってしまう。

銀行では、「お金が1円でも足りないと大問題に発展する」という話を聞いたことがあると思う。そんな銀行にとって不良債権が発生するということは、絶対あってはならないこと。

そこで白羽の矢が立ったのが、個人向け無担保カードローン事業で独自の与信審査の確立と融資回収実績のある消費者金融や信販会社だ。

銀行カードローンで保証会社が審査を担当するようになった背景

2006年12月の当時、貸金業規制法の改正施行が始まった。銀行と違い、同じ金融業界でも貸金業に属する消費者金融や信販会社は大打撃を受け、業績が悪化し経営不振に陥った。

CMのダンスで有名な当時消費者金融のトップだった武富士でさえ資金繰り悪化で2010年、会社更生手続きを行い事実上倒産。

段階的に改正された貸金業規制法。最終的な2010年5度目の改正で経営状態の悪化した消費者金融を救済したメガバンクもある。銀行が出資をすることで提携や連結子会社となり、銀行グループの傘下に加わったりもした。

消費者金融・信販会社の主な銀行グループ提携の流れ

消費者金融・信販会社 銀行グループ名 詳細
アコム株式会社 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 2008年11月連結子会社化
SMBCコンシューマーファイナンス(プロミス) SMBCグループ 2004年6月業務提携および資本提携
株式会社オリエントコーポレーション 株式会社みずほフィナンシャルグループ 2005年4月業務提携

このような流れで、業務提携または連結子会社として銀行カードローンでは消費者金融または信販会社が保証会社として業務を担当

だから銀行カードローンでの借入には、申込条件に『当行指定の保証会社の保証を受けることができる方』のような一文が記載されているんだ。

銀行にとっては消費者金融・信販会社に保証事業を任せることで、今まで時間に手間取った与信審査が迅速にでき、個人向け無担保カードローン事業の拡大が可能になったのがメリットだ。しかも貸し倒れのリスクもなくなった。こうなれば、安心感と高い信頼度のイメージがある銀行は、顧客の集客に集中することができる。

また消費者金融・信販会社にとっては経営を立て直し、さらに自社だけでなく銀行グループの保証業務を請け負うことで業績を伸ばすことができるメリットがあるんだ。

銀行カードローンの保証会社 一覧

銀行名 提携保証会社
オリックス銀行 オリックス・クレジット株式会社または新生フィナンシャル株式会社
りそな銀行 オリックス・クレジット株式会社
イオン銀行 イオンクレジットサービス(株)またはオリックス・クレジット株式会社
新生銀行 新生フィナンシャル株式会社
三菱UFJ銀行 アコム株式会社
ソニー銀行 アコム株式会社
セブン銀行 アコム株式会社
auじぶん銀行 アコム株式会社
三井住友銀行 SMBCコンシューマーファイナンス株式会社
住信SBIネット銀行 SMBCコンシューマーファイナンス株式会社
北洋銀行 SMBCコンシューマーファイナンス株式会社
みずほ銀行 株式会社オリエントコーポレーション
スルガ銀行 スルガ・キャピタル株式会社、ダイレクトワン株式会社もしくは株式会社オリエントコーポレーション

銀行カードローンで保証会社が同じという意味

上記の表をみてもらうと、色分けされているように、別の銀行でも同じ保証会社を利用しているのが分かると思う。

住信SBIネット銀行がSMBCコンシューマーファイナンス株式会社を利用しているのは、三井住友銀行が半分出資して設立された会社だから。

このようにその大小違いはあるけど、なんらかの関わりがあって同じ保証会社と業務提携している。そしてこのことを知ることで活用できるのは、残念ながら「1度、銀行カードローンの審査で落ちた時」だ。

次回に銀行カードローンに申し込むときは、同じ保証会社を利用している銀行を選ばない方が得策だ。

ずっと繰り返してきた通り、保証会社は与信審査もしている。1度審査に落ちているというコトは、なんらかのネガティブな点があったということ。また同じ保証会社に審査されるというコトは、自動与信システムで算出されるスコアリングも当然同じだ。

「前回落ちてしまって可哀想だから、今回は甘めにみてあげよう♪」、なんてことは絶対にないから。

ここまでのまとめ
  • 担保も連帯保証人も要らないけど、その分保証料を支払っている
  • 銀行カードローンの保証会社は、消費者金融・信販会社だ
  • 銀行カードローンの審査は保証会社が担当する
  • 1度審査に落ちたら、同じ保証会社を利用している銀行を選ばない