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なかなかカードローンの借金が減らないので、真面目に支払っているのがバカらしく感じるよね。
なぜこんな頭にくる疑問が生まれるのかといえば、カードローン返済の仕組みをほんとうの意味で理解していないから。
また、ある意味あなたが真面目だからかもしれない。

今回は借金が減らないといった疑問を解消するために、知っておくべきカードローン返済について解説していくよ。
カードローンの返済金は元金と利息に分けられる
カードローンの返済で知っておくべきなのは、返済の仕組み。
仕組みを理解していないと、知らぬ間に賢い人の言いなりの人生になってしまう世の中。
そんな人生を送らないためにも、自分で考え理解することが大切。
たとえば、あなたが50万円を借りたとしよう。
1ヶ月後の返済日に、1万円を返金する。
返済後の借入残高を調べてから、なかなか元金が減らないと考えている人は、50万円(最初の借入額)-1万円(今月の返済額)=49万円(残りの返済額)という計算をしている可能性が高い。
上記のケースは友達や両親にお金を借りたときなら、あり得る計算。なぜなら儲けるためにお金を貸しているのでなく、助けたい一心で友達や両親は利息を取らないことが多い。
ところが友達や両親にお金を借りるときと違って、カードローンでは借入金に対して利息を支払う契約となっている。
ではどうなるか?
今月の返済額1万円は、元金充当額と利息充当額に分けられるんだ。つまり50万円(最初の借入額)から丸々1万円が引かれるわけじゃないってこと。
だから「返済しているのに、思ったよりも借金が減ってないじゃん!」という感覚になるんだ。
利息が元金を上回るから返済が終わらない
では返済額のうち、どれくらいの金額が元金充当額になって、どれくらいの金額が利息充当額になるのか知りたいよね?
まず知っておきたいのが、カードローン返済で大きく元金が減るかどうかには、3つの要素が大きく影響を与えるってこと。
その3つの要素が、
- 金利
- 借入額
- 約定返済額
金利が高かったり、借入額が多額であると、比例して多くの利息を支払うことになる。また、約定返済額が少なければ少ないほど、総支払利息が膨れ上がるようになっている。
その結果、返済を繰り返しても返済金の行く先は、
利息充当額 > 元金充当額
だからこそ、カードローンの返済がなかなか終わらないように感じるんだよね。
本当にリボ払いがやばいのか確認しよう
では、なぜ「利息充当額 > 元金充当額」となってしまうのか?そのことを知るためには、カードローンの返済方式について触れてみる。
その原因と言われているのが、リボ払い。ひと言でリボ払いといっても、いくつか細かく分類される。
残高スライド元利定率リボルビング方式と呼ばれる返済方式は、借入残高に対してあらかじめカードローン業者が定めた独自の割合(定率)を返済額として徴収するというもの。
借入をしたばかりだと当然、返済額の中から支払うべき利息が多くなるのが特徴。返済が進むに連れ、支払う利息は少なくなっていく。
消費者金融カードローンのプロミスやアコムはこのタイプ。
契約極度額 | 返済額の割合 |
100万円超の場合 | 借入金額の3.0%以上 借入金額の2.5%以上 借入金額の2.0%以上 借入金額の1.5%以上 |
30万円超、100万円以下の場合 | 借入残高の3.0%以上 |
30万円以下の場合 | 借入残高の4.2%以上 |
多くのカードローンが採用している返済方式が、この残高スライド元利定額返済方式。
特徴としては仮に借入残高が30万円~10万円までは、毎月4千円の返済額といったもの。
消費者金融カードローンのSMBCモビットはこのタイプ。
最終借入後残高 | 返済額 |
90万円超過、 100万円以下 | 26,000円 |
80万円超過、 90万円以下 | 24,000円 |
70万円超過、 80万円以下 | 21,000円 |
60万円超過、 70万円以下 | 18,000円 |
50万円超過、 60万円以下 | 16,000円 |
40万円超過、 50万円以下 | 13,000円 |
30万円超過、 40万円以下 | 11,000円 |
20万円超過、 30万円以下 | 11,000円 |
10万円超過、 20万円以下 | 8,000円 |
10万円以下 | 4,000円 |
かなり細かく借入後残高のテーブルが分けられていると、返済が長期化する。そうなると毎月の返済は楽なんだけど、総支払利息はかなり増えていく。
カードローンではかなり珍しいタイプの返済方式。三井住友カード ゴールドローンがこれになる。
利用残高 | 返済額 |
200万円超 | 5万円+利息 |
170万円超 | 4万円+利息 |
110万円超 | 3万円+利息 |
70万円超 | 2万円+利息 |
50万円超 | 1万5千円+利息 |
10万円超 | 1万円+利息 |
入会時 | 5千円+利息 |
見ての通り、返済額の中の元金充当額が一定で決まっている。それにプラスして利息分を支払うので、元金が毎月減っているのを実感できるのが特徴。
こうしてみると、リボ払いにも違いがあるのでその特徴を理解した上で、借入先を選ぶべきだし、返済の仕組みを意識するようにすると、実際の返済に対しても不安や疑問はなくなるはずだ。
リボ払いには繰り上げ返済が有効か?
カードローンの返済額を少しでも早く減らすには、繰り上げ返済が一番有効だとあらゆるところで叫ばれている。
繰り上げ返済とは、毎月の約定返済額以上に返済していくこと。つまり、カードローン業者に言われる以上に多くお金を返していく行為。
確かに繰り上げ返済は、約定返済額通りに返していくよりも元金が早く減っていく。
ただ闇雲に多額の返済をしようと無理をするのは危険だ。なぜなら、手持ちの現金が少ない状態が長くなるから。
手持ちの現金が少ない状態というのは、予期せぬ出来事が1つ起こるとすぐに金欠となりかねない。
そうなるとせっかく返済を急いでいたにもかかわらず、また借入に手を出す人が多い。
返済を急ぐあまりに、返済が遅れるという本末顛倒が普通に起こってしまう。
繰り上げ返済をどれくらいするのか、手持ちの現金はどれくらい確保しておくべきなのか、そのバランスを上手く取れる人はカードローンから借入をしていないということを自覚するべき。
なんでもかんでも繰り上げ返済をすれば良いという考えを、もう一度慎重に考え直すといいかもしれない。そうでないと、いつまでも借金が減らない人から抜け出せないから。
おまとめローンを利用するのはダメなのか?
カードローン返済で元金が減るかどうかに影響を与える、3つの要素をおばえているだろうか?
そのうちの2つである「借入額」と「金利」。
借入額が少ないと、通常では適用金利は上限金利に近くなる。そうでないとカードローン業者は儲からないから。
そして金利が高いとなかなか元金は減らない。だって業者への利息払いが多くなるから。
この2つのマイナス要素を減らす方法として「おまとめローン」というものがある。
複数社から借入をしている人の中には、いくつかの業者から高金利の少額融資を受けている場合もある。
これは非常に非効率的で損をしている。単純に返済日がいくつもあって、面倒というだけでない。
総額で100万円超えをしていれば、法律によって金利が15%になる。
であれば、複数社の借金をまとめて、低金利で借入をしないのは単純に損でしかない。
借入のまとめ先は、銀行カードローンである必要なない。
まとめた総額が100万円以上であれば、消費者金融であっても金利を下げなければいけない法律があるからだ。
たとえまとめた借入総額が年収の1/3以上になったとしても、融資はしてもらえる。
救済措置になる法律がるからだ。
なので、、まずは借入先を決めたら迷わずに相談すること。
おまとめローンのデメリットについて語る人もいるが、その殆どの場合はおまとめ後の行動が問題を引き起こしている。
おまとめ後にさらに借入を続けるか、積極的に繰り上げ返済をしていないかのどちらか。
おまとめローンはある意味救済の側面もある。その側面に甘えてしまい、現状が助かったことに一安心し、返済が苦しかったことを忘れてしまってはもったいないのだ。
まとめ
カードローンの元金減らないのには、ちゃんとした理由がある。
ただその理由が今までわからなかったから、不満が心の中にあり続けたのだろう。
今回、なぜなのか理由が分かり、どのように行動をとっていくべきなのかが少しでも知れたことだと思う。
あとは強い意思を持って、行動するのみ。