クレディセゾンのマネーカードゴールドに招待されたら

マネーカードゴールドに招待されたら

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セゾンのクレジットカードを使っているとある日突然、招待の案内がされることもある『クレディセゾン マネーカードゴールド』。

選ばれた感すら漂うもの。それで「招待されるくらいだから、審査は受かったも同然だろ」と思ったり、マネーカードゴールドになったらどれくらい違いがあるんだろうと考えているあなた。

この記事を読んでいけば、マネーカードゴールドの特徴を理解し、納得したうえで改めて申し込んだ方が良いのか?が分かるハズ。

プレっち

セゾンマネーカードゴールドの招待があれば審査は余裕か?

クレディセゾンからマネーカードゴールド招待への案内や電話勧誘があったとしても、特別に審査で優遇されるわけではナイ。あくまで見込み客だから誘われたわけだ。

というか誘われたのに審査の厳しさはいっさい手加減されない。所得証明書類の提出もあるし、借入が始まってからも大体3か月ごとに指定信用情報機関で借入状況をチェックされる。もし使用されてなければ、次回のカード更新時に契約の見直しを検討されることもある。

さて、そんなクレディセゾンのカードロ-ンである2つの枠。いま現在勧誘されて検討している「マネーカードゴールド」(money card gold)。それともう1つが「マネーカード」(money card)。ゴールドはグレードが上になるのでマネーカードに比べ、金利がかなり優遇されている。ただしその分、申し込める人にも限りが出てくる。

「マネーカードゴールド」 「マネーカード」
利用できる人 利率 利用できる人 利率
正社員
派遣社員
パート
アルバイト
自営業者
上記に当てはまり
年収600万円以上
300万円枠 6.47%
200万円枠 8.47%
正社員
派遣社員
パート
アルバイト
自営業者
専業主婦・主夫
年金受給者
300万円枠 8%~12%
200万円枠 12%~15%
100万円枠 15%

たとえば年収600万円以上の人に限り申し込み資格があるといった縛り。国税庁の調べでは、2014年度給与所得者の平均給与は415万円。そうなると平均よりも約1.5倍の年収がないと借入ができないということで、現実的には申し込むのにかなり敷居が高い。

となると借入できるなら、相当の見返りを期待したいところ。同じグループのセゾンカードやゴールドカードセゾンを比べてみると、カードでキャッシングをした場合の利率は、12%~18%となっている。

上記の表を見てもらうと分かるけど、セゾンカードやゴールドカードセゾンからマネーカードへの借り換えではそれほど差がない。でもゴールドへの借り換えとなると随分と金利が低くなっているのを確認できる。

⇒「マネーカードゴールドに借り換えができる人はこちら

マネーカードゴールドに借り換えできない場合

クレジットカードから金利面で恩恵のあるマネーカードゴールドに借り換えたいけど、残念ながらそれが叶わない場合はどうするべきか?今回、招待されたことが無駄であったかといえば、そんなことはない。かなり良い機会を与えられたと思っていい。

まず借り換えが無理。だから高い金利に不満ながらもクレジットカードを使い続けるとか、少しは可能性のあるマネーカードへの借り換えるという選択肢はあり得ない。その理由が2つあるから、その話をしよう。

まずマネーカードへの借り換えなら、現状の年収では利用できるのは、100万円枠の15%だろう。

なぜそんなことが分かるかといえば、クレディセゾンは信販会社なので、貸金業法の下で貸付を行っているからだ。

貸金業法では多重債務に陥らないよう、過剰な貸付けが法律で禁止されている。そのため、年収の3分の1以上は借入ができないことになっている。もし年収600万円であれば、200万円枠で借入が出来る。だからマネーカードゴールドも200万円枠から設定できているんだ。

そうなるとマネーカードで300万円枠や200万円枠で融資していること自体がおかしい。だってその融資額で借入できるというコトは、年収600万円以上。マネーカードゴールドへの資格があるのに、マネーカードの高金利で貸し付けているということになる。

だから勧誘があるんだといえば聞こえは良いけど、そもそも論でいえば利用者にとってマネーカードは100万円枠だけにするのが良心的なサービスといえる。これがマネーカードでの現状維持があり得ない理由の1つになる。

クレカやマネーカードで利息15%を払い続ける意味

クレカの現状維持やマネーカード借り換えがあり得ない2つめの理由は、「利息15%」にある。

先ほど話した貸金業法には別の決まりもある。そのうちの1つが利息の上限を決めるというもの。今回のケースでいえば、100万円の融資に対して最高で15%の利息を設定してもいいよ、ということ。そう、この15%というのはカードローン利用者が100万円借入した場合、一番多く利息を払う数値なんだ。

簡単にいうと、最も損をしているカードローンといえる。確かに法律上、何の問題もない。あれ?これって何だか都知事辞めた人の自己保身にも使われてなかったかな?

もし他のカードローンが横一線で100万円なら利息15%と設定しているなら、クレジットカードやマネーカードの現状維持でもいい。でもそうじゃないから、現状維持ではなくて条件の良いところへ借り換えを考えるべきといえる。

セゾンのカードローンには返済が楽になる借り換え向けがあるけど、、

クレディセゾンでは、月々の返済負担を軽くしたい人へのカードローンとして、『メンバーズローン』という名称の商品も取り扱われている。業者に借り換え目的という意図が伝わり、マネーカードゴールドが無理なら、メンバーズローンを勧められる可能性もある。

このカードロ-ンを利用するには、いくつかの条件がある。そのうちの1つが、セゾンのキャッシング・ローンの借り換え専用なんだ。つまり他社からの借入にたいしては、借り換えできないよ!ってコト。

前述の例のように借入100万円に対しては、利率14%が適用されるんだ。マネーカードゴールドの利率と比べると約倍近い差がある。最終的に支払う利息も当然倍になる。それを表したのが、下の表。

マネーカードゴールドとメンバーズローン
借入100万円の場合のシミュレーション
条件 マネーカードゴールド メンバーズローン
返済方式 定額リボルビング方式 元利均等返済方式
月の返済額(最大) 30,000円 30,000円
金利 年利8.47 年利14%
支払回数 40回 43回
支払総額 1,152,099円 1,273,752円
利息金額 152,099円 273,752円
もしもクレディセゾンのマネーカードゴールドで借入ができなくても心配はいらない。メンバーズローンを選ばなくても他のカードローンでより低金利なものは実際にあるから。

マネーカードやメンバーズローンよりも低金利なカードローン

では100万円で借入した場合に低金利でお得なカードローンはどんなものがあるのか?

マネーカードの15%、メンバーズローンの14%よりも低金利なものをまとめたのが以下の表になる。

借入100万円の適用金利 カードローン業者名
年11.5% りそな銀行 クイックカードローン
年12.0% みずほ銀行カードローン
年12.0% 三井住友銀行 カードローン
年13.6%~年14.6% 三菱UFJ銀行 バンクイック
年13.8% ソニー銀行 カードローン

ここに掲載しなかったもので、イオン銀行カードローンBIGより低金利なものもある。

例えば、住信SBIネット銀行など。でもこれらの審査基準はかなり高く、審査に通るかどうかがかなり不透明。なので今回は除外とした。

また、金利の幅に対して100万円借入でいくらになるか不透明なものも除外した。

当然、金利が安いほど審査も難しくなる傾向がある。特に銀行カードローンはその傾向が顕著だ。そういった点を考慮すると「三菱UFJ銀行 バンクイック」が狙い目になる。

三菱UFJ銀行 バンクイック
借入100万円の場合のシミュレーション
返済方式 残高スライドリボルビング
月の返済額(最大) 25,925円
金利 年利13.6%
支払回数 51回
支払総額 1,322,155円
利息金額 322,155円

そしてマネーカードからバンクイックへ借り換えた場合を比較してみたのが以下のものになる。マネーカードからバンクイックだと約4万円節約できるようになる。

カードローン名 金利 支払総額 利息金額 差額
マネーカード 年率15% 1,316,500円 316,500円 ±0
メンバーズローン 年率14% 1,286,765円 286,765円 -29,735円
三菱UFJ銀行 バンクイック 年率13.6% 1,275,342円 275,342円 -41,158円
こうしてみると、借り換えをしないとかなり損することが分かる。

でも実はもっと金利が低くなる可能性が、この借り換えにはまだある。それを次から解説していくよ。

マネーカードゴールドに借り換えられる年収があるなら

確かにマネーカードゴールドの金利は魅力的にみえる。それでも今回のケースでいえば、マネーカードゴールド=貸金業者 →→→ 銀行カードローン で金利の優遇がさらに受けられる。

特にマネーカードゴールドで借りられる年収があるなら、なおさらだ。まず、貸金業者 →→→ 貸金業者銀行カードローン →→→ 銀行カードローンの場合と違って、貸金業者 →→→ 銀行カードローンは総量規制の制限が解除される。

この記事の前半でもいったけど、これは借入総額が年収の3分の1というものから実際にはもっと増やすことができる。マネーカードゴールドやセゾンカードを扱うクレディセゾンは貸金業者であるため、年収600万円であっても借入総額は200万円までとなる。そうすると必然的に200万円枠の8.47%が適用される。さらに上の枠である300万円枠の6.47%で借入するには、年収900万円が必要条件になるんだ。

ところが銀行では明確な基準はないけど、借入額によって約年収の半分くらいの枠を手にすることもできる。つまり借入総額が200万円 →→→ 300万円にもなる可能性がある。

そうすればカードローンというのは基本的に、借入額が多くなればなるほど低金利が適用されるもの。かなり優遇された利息での借り入れが現実的になるよね。

たとえば、マネーカードゴールド200万円枠の8.47%よりも低金利なものをまとめたのが以下の表になる。条件として融資額300万円で借り入れできた場合。

借入300万円の適用金利 カードローン業者名
年5.29%~年8.99% 住信SBIネット銀行
年6.0% みずほ銀行カードローン
年7.6% ~年10.6% 三菱UFJ銀行 バンクイック
年7.8% イオン銀行カードローンBIG
年8.0% 三井住友銀行 カードローン

 現在、メガバンク3行(三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行)は過剰融資を指摘され、貸金業者ではないけど自主規制を導入。借入総額が年収の3分の1までとなっている。つまり銀行だから多く借り入れできるという状況が変わってきている。これは今後、他の銀行も取り入れる可能性がある。そのことを踏まえたうえで以下の読んで頂けたら。

上記のカードローンであればマネーカードゴールドよりも低金利、しかも銀行相手であれば100万円も多く借入できる可能性が。もちろん実際に300万を借りなくても枠が貰えさえすればいい。200万借入でも低金利が適用されるのがポイントになる。

注意点としては、

住信SBIネット銀行やみずほ銀行カードローン・りそな銀行カードローン・三井住友銀行のカードローン

の4つは必ず選べるものではなく、選ばれるものになっていること。つまり、かなり審査基準が厳しい条件。。

現実的な選択としては、「みずほ銀行カードローン」か「三菱UFJ銀行 バンクイック」が狙い目になる。

三菱UFJ銀行とみずほ銀行カードローン
300万円枠で借入200万円の場合のシミュレーション
業者名 みずほ銀行カードローン 三菱UFJ銀行 バンクイック
返済方式 残高スライド方式 残高スライドリボルビング
月の返済額(最大) 50,000円 48,451円
金利 年利7% 年利7.6%
支払回数 46回 48回
支払総額 2,284,095円 2,325,633円
利息金額 284,095円 325,633円

そして今度はマネーカードゴールドとそれぞれのカードへ借り換えた場合を比較してみたのが以下のものになる。マネーカードゴールドへの借り換えよりもバンクイックで約3万円。三井住友銀行へだと約7万円節約できることが分かる。

カードローン名 金利 支払総額 利息金額 差額
マネーカードゴールド 年率8.47% 2,358,340円 358,340円 ±0
三菱UFJ銀行
バンクイック
年率7.6% 2,325,633円 325,633円 -32,707円
みずほ銀行カードローン 年率7% 2,284,095円 284,095円 -74,245円

⇒「三菱UFJ銀行 バンクイック」https://www.bk.mufg.jp/banquic/

⇒「みずほ銀行カードローン」https://www.mizuhobank.co.jp/loan/card/index.html

ここまでのまとめ
  • マネーカードゴールドへ招待されても優遇はない
  • マネーカードのままだと損をする
  • 借入額によって借入先を選ぶ